振袖専門店での振袖と合わせる小物の選び方
いわき市には振袖専門店がたくさんあります。振袖は未婚女性の礼装で、結婚式や披露宴、卒業式などで着ることが多いです。絵柄や色合いが話題になりがちですが、いろいろな小物をアレンジすることで自分だけのオリジナルなコーディネートが楽しめます。ここでは振袖専門店での小物の選び方について説明するので参考にしてください。
振袖とのコーディネートに必要な小物の種類
成人式や卒業式で振袖を着ようと決めたらまず着物選びです。母親から受け継いだ着物やレンタル、中に新調するなど人によってさまざまですが、いわき市には振袖専門店がたくさんあり、写真撮影のスタジオでもレンタルもできるので、きっと好みの振袖を見つけることができます。
着物が決まったら次は小物選びです。スーツやワンピースなどの洋装と違って和装の小物は種類が多く、きちんと着けなければせっかくの振袖が着崩れしてだらしなくなります。また、着物との相性が合わなければありふれた雰囲気になりがちですので、小物選びはオシャレをする上でのポイントといえるでしょう。
小物には着崩れを防いですっきりと着付けるためのものと、外観をおしゃれにコーディネートするものに分けられます。いずれも美しく着こなすために欠かすことのできないもので、縁の下の力持ちのような存在です。着崩れを防ぐ役割を持つものには腰紐や伊達締めがあります。襟元をピンと立て凜とした直線美を演出するための衿芯や、よれを防いで帯を美しく見せる前板や後板、帯枕、長襦袢は振袖を着るときの体のラインを補正して美しく着付けるために役立ちます。
外観をコーディネートするものには重ね衿や半襟、帯や帯揚げ、帯締めなどがあり、いずれも色合いやデザインはさまざまです。これらは見せ方や結び方を工夫することで、可愛らしさや上品さなどオリジナリティのある雰囲気を演出します。
全体の印象を左右する小物の種類と用途
振袖を美しく着付ける役割を持つ小物は機能性が大切なため、見た目やデザインを重視する必要はあまりないのですが、外観を左右する小物は色合いや見せ方が大切です。
半襟や重ね衿は振袖の襟元を演出するもので、半襟は長襦袢の襟元に縫い付けて使用します。もともとは襟元の汚れ防止を目的としていましたが現在では、顔映りや着物とのコーディネートを考える際のポイントになっています。重ね衿は別名伊達襟といい着物の襟に直接重ねて使用するものです。半襟との間に合わせるため襟元が華やかで豪華になります。半襟のように必ず使用する必要はなく色合わせを楽しむために使います。
振袖の品位や華やかさを損なわないように選びたいものが帯です。振袖は未婚女性の第一礼装であることは説明しましたが、帯もそれに相応しい種類を選ぶことが大切です。振袖に使用されるものは袋帯で、模様も全通柄といわれる格の高いものを選びます。色や柄合わせは振袖が明るい色の場合は帯も金やクリーム色など明るい色を、暗い場合はシックな色を合わせます。洋服と異なり反対色は初心者には難しく色合わせに失敗すると残念な結果になるので避けた方が無難でしょう。
帯揚げや帯締めは帯をコーディネートするためのものです。帯締めは帯の中心に巻く細い紐で、本来は結んだ帯の形が崩れないようにするものですが現在はこれもオシャレツールです。パールが施されていたり飾りが付いたりと種類豊富で結び方を変えればアレンジが楽しめます。帯揚げは帯枕を包むために使いますが、少し見えることから振袖に使用する場合は振袖に負けない色合いの鮮やかな帯揚げが使用されます。
わからなければ振袖専門店で相談しよう
振袖の小物には本来用途に応じた機能がありますが、現在ではオシャレツールとしてさまざまにアレンジできます。色や種類も豊富で帯揚げや帯締めなどは結び方を変えるだけでオリジナルコーディネートが楽しめるのでうれしいです。
ですが忘れてはならないことは振袖が第一礼装であることです。自分で楽しむにはよいですが、格式を求められる場所では本来の役割と品位を損なうことなくアレンジすることが求められます。襟元や帯周りだけではなく足元やバッグといった小物にも気を配りたいものです。せっかく振袖や帯にこだわっていても草履やバッグがちぐはぐでは残念な結果になってしまいます。振袖の場合は草履とバッグがセットになっているものを選べば間違いありません。
いわき市にある振袖専門店であればベテランの担当者が振袖に合ったものを選んでくれるのでわからないときでも安心です。振袖に使用する草履とバッグは礼装に使用できるものがよく、素地もエナメルや帯地仕様のものが一般的です。色合いや模様はいろいろですが、着物に合うものを選ぶようにします。振袖には少し地味かもしれませんが、間違いないものが礼装用に使用される金地や銀地です。踵が3段で仕上げられているものは準礼装にも使用できるので一つ購入しておけば幅広く使用できます。
近頃は厚底の草履もあり、足元が悪くても着物の裾の汚れを気にする必要がないことから使用する人が増えています。小柄な人にも評判のようですが、3段以上の厚底のため格式という点では礼装ではないため、振袖をオシャレに着こなすツールとして使用した方がよいでしょう。
ここでは振袖と合わせる小物について説明しました。振袖は未婚女性の第一礼装で、結婚式や卒業式など改まった場所にふさわしい衣装です。いわき市内には多くの振袖専門店があり、和装に馴染みのない人でも気軽に相談できます。あまり着る機会のない振袖ですが、洋装とは違ったオシャレや楽しみ方があります。日本人の美意識を強く感じさせる振袖は、人生の特別な日をきっと記憶に残る時間にしてくれることでしょう。